小学1年生、意外とこんなのがウケた

わが子が小学校に入学したときに、子どもの小学校の朝の読書活動の一環として、学校が取り組んでいる読み聞かせに参加するようになりました。

この経験の中で、子どもたちに読み聞かせて特に気に入ってもらえた、ウケた、また読んでといわれた絵本をこのカテゴリーで紹介していきたいと思います。子どもへの絵本選びの参考にしていただければと思います。

今回のテーマは「小学1年生に意外とウケた絵本」です。大人の私の予想を超えて、子ども達が気に入ってくれた絵本という意味です。

読む前から人気があると知っていた絵本ではなく、私が読んでそこそこ面白いし、多分楽しんでくれるかなと思った絵本を読んでみたら、予想以上に子ども達の反応が良かった絵本をいくつか紹介します。

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目次

ふかいあな

はじめにカエルが深い穴に落ちてしまいます。カエルを助けようとした動物達が次々に穴に落ちてしまいます。

穴に落っこちる!というだけで、子どもは大笑いしますね。助けようとした動物まで落っこちるシーンも、大喜び。

そこへ危機が訪れます。お腹をすかせたトラがやってきたのです。おいしそうなご馳走が、穴の中に入っているものですから、トラは大喜び。

この先どうなるの?というスリル、ハラハラ感でクライマックス。穴の中の動物達は、どうなってしまうの~!?

みつけてん

ジョン・クラッセン著で、長谷川義史訳の大阪弁が面白い作品です。このコンビで、『どこいったん』と『ちがうねん』がありますが、私は2作とも大好きです。

だから『みつけてん』が出版されて、期待しすぎたのでしょう。読んだとき、「うーん、前2作のほうが面白かったな」と思ったのですが、意外にも子どもたちに読み聞かせしたときは、私が予想していたよりもウケました!

ちょっととぼけたようなキャラのカメさんが、いい味出しています。原作はまだ読んでないのですが、原作もとぼけた感じになっているかはわかりません。大阪弁になっているから、そんな気がするのかもしれませんね。

ちょっとだけまいご

「まいご」というワードには、一様に子どもたちは食いつきがよいようです。実際に経験した?経験したことないけど、考えただけで不安になる?理由は様々でしょう。

イラストもインパクトあります。目立つ色と強い線でシンプルに描かれたかわいい姿。

表紙のフクロウの子どもが眠っていて巣からころげ落ちてしまい、お母さんを探してウロウロするのです。言葉も楽しくて、子どもたちは大声で笑って聞いてくれました。

バナナじけん

高畠 那生さんのイラストは独特ですね。記憶に残りやすいです。それにストーリーは、ちょっとへんてこなのが多い気がします。

『バナナじけん』は、まぁウケるだろうとは思っていましたが、これほどまでに面白がってくれるとは思いませんでした。「じけん」というワードも子どもの関心を引くようです。

大人目線で見ても、ストーリーは面白いです。ここに登場するサル、うさぎ、ワニが、ストーリーをどんどん面白くしていきます。

しつこいにもほどがある繰り返し、そこまでやるかというほどのリアクション。しかしサル、うさぎ、ワニはいたって真面目。

最後の最後まで、細部の細部まで、ストーリーもイラストも楽しめます。確かに何度読んでも飽きません。

ふくろうくん

『ふくろうくん』はちょっと文字が多く、全面絵というのではなく挿絵です。だから小学校入学間もない頃に読み聞かせするには、まだちょっと早いでしょう。

私は確か、2月か3月ぐらいに読み聞かせをしました。クラスの子どもたちが落ち着いて少し長いお話も、集中して聞けていると判断した後でした。

はじめは今まで見ていた絵本と違って、文字がメインで挿絵が入っている絵本を見て、「えー!」と拒絶する子もいましたが、なんのなんの。

読み始めると、子どもたちは皆、夢中でお話を聞き入ってくれて、また読んで欲しい!と口々に私に言いました。

『ふくろうくん』は、短いお話が5話入っています。一話だけ読みましたが、リクエストに応え、2年生に上がってすぐにもう一度『ふくろうくん』の別のお話を一話読みました。

タイトルにあるように、主人公はふくろう。ちょっとおバカな子なんだけど、何だかそのバカなところが妙に理解できるところもあったりして、親近感。

小学校低学年ぐらいだと、ふくろうくんのバカさ加減を見て、「違う違う!こうだよー」と教えたくなるみたいで、あちこちでそういう声が聞こえつつの読み聞かせ。

大人には、クスリと笑えほっと心温まる、ふくろうくんのお話です。

どうするどうするあなのなか

「メイ」と「ガブ」のお話『あらしのよるに』で知られる、きむらゆういち著。

また「あな」です。3匹のネズミと2匹のヤマネコのお話。ネズミを食べようとヤマネコが追いかけますが、ネズミもヤマネコも皆不運にも深い穴に落ちてしまいます。

穴の中は狭くてとても逃げ切れません。ヤマネコはネズミを捕って食べる?いやいや、ネズミも知恵を働かせます。ああだこうだと、5匹は穴から出るための方法を出し合います。

その様子が面白く、子どもたちの反応も良かったです。大人でも楽しめる内容。

この絵本は縦に長く、開くとかなりの長さになるのですが、それが穴の深さを見事に表現しています。

小学校1年生向けの絵本の選び方

小学校に入学したての頃は、まだまだ「園児」。それが夏休みまでには生活パターンを覚え、それなりに学校生活に慣れ始め、たくましくなってきます。

一年間の成長は大きいので、時間の経過と共に子ども達の様子もみながら選ぶ絵本を考えました。

4月5月あたりは、イラストとストーリーがわかりやすいもの、ストーリーが短いものの中から、一年生が食いつきそうなテーマあるいはキーワードの絵本を選びました。たとえば「あな」とか「まいご」がそうですね。

他には「いえで」とか「けんか」とか「うそ」とか「おばけ」なども子どもは好きですね。忘れちゃいけない「うんこ」などのちょっと下品なワードも好きですね。でも私は極力その手は使わないようにしました。

少し成長して夏から秋にかけては、参加型の絵本を時々選んでいました。絵本の中に歌が入っているようなものです。足し算があったり、物を探したり。

冬から春にかけては、ストーリーを楽しむような絵本を多く選んでいました。

なんだか一年生の絵本のまとめみたいになっていますが、このカテゴリーの記事は気が向いたときに書いていこうと思います。

先ほど出てきた参加型の絵本でよかったものや、一年生に大人気だった絵本など、いろんな切り口で面白かった絵本を時々紹介してみたいと思います。

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