高齢ママの悩み「老眼」ー手元の小さな字が見えない!
50歳、7才(小学2年生)の子どもを持つ母です。老眼に悩まされ始めたのは3年ぐらい前でした。「ママ、これ見て!」と言って、小さな子どもは親の目の前、すぐ目の前に何か書いたものや作ったものを持ってきますよね。でも、近すぎて見えない!!そんなことを悩みはじめた3年前から現在まで、どのようにしのいできたかを綴ります。
目次
近くにピントを合わせるのに時間がかかるようになった
「最近、近くの物にピントを合わせるのに時間がかかるような気がする」ということ、ありませんか?もしも心当たりがあれば、そろそろですよ・・・老眼。
老眼になると、今まで見えていたはずの小さな文字が見えにくくなる、ぼやけて見える、ついにはどんなに頑張っても見えなくなります。こうなったらちょっと困ったことになりますよね。
普段眼鏡をしている人よりも、コンタクトレンズをしている人のほうが、早く手元が見にくくなる傾向にあるようです。度数にもよりますが、私は近視がかなり強いために手元が見えにくくなったと感じるのが早かったです。そのころはまだ、眼鏡にするとちゃんと見えていましたので、コンタクトレンズはそのような傾向にあるのだと思います。
また、老眼になり始めの時に眼科医に聞いた話ですが、細かい字が見えずらいときに矯正以外に見えやすくする方法として以下の2つを教えてもらいました。
- 電気スタンドなどを使い、手元を明るくする
- 手元の文字であれば、裸眼の方がむしろ見やすい
これは確かにそうでした!老眼を自覚し始めても、できるだけ老眼鏡に頼らないで過ごせるように、字が見えにくいときには手元を明るくしたり、寝る前の短時間の読書は裸眼でしたりしていました。
いよいよ老眼が進んできたら、まずは老眼鏡を
抵抗ありますよね、初めての老眼鏡。私は子どもがまだ保育園に行っていましたから、かなり抵抗ありました。だって、周りのお母さん達で老眼鏡持っている人は、たぶんほぼいない・・・。
でもそんなくだらないこと考えても仕方がないし、見えにくそうな表情をするよりも、その老眼を矯正したほうがいいよという、知人からのアドバイスもあり、もっともだということで矯正することにしました。
そこで悩んだのは、遠近両用のコンタクトレンズに変えるか、遠近両用の眼鏡にするか、今のコンタクトレンズ+老眼鏡にするかでした。そうなんです、選択肢は3つ。
- 遠近両用のコンタクトレンズにする
- 遠近両用の眼鏡にする
- 普通のコンタクトレンズ+老眼鏡にする
老眼矯正の3つの方法
老眼で手元が見えにくくなり、不便を感じるようになったら矯正するしかありません。矯正には3通りの方法があると思います。それぞれの方法ついて整理してみました。
遠近両用のコンタクトレンズにする
今までコンタクトレンズをしていた人なら、遠近両用のコンタクトレンズへの移行をまずは考えるかもしれません。遠近両用に変えると、今までよく見えていた遠方が見えにくくなる可能性大です。見えなくなることはないのですが、前ほどクリアには見えなくなります。
手元は格段に見えやすくなりますが、これもはっきりくっきり見えるわけでもないのです。遠くも近くも、まあほどほどに、という程度であることは知っておいた方が良いです。
遠近両用のコンタクトレンズにしていても、どうしても見えない字があります。そんなときは老眼鏡をコンタクトレンズの上から使用できます。
遠近両用のコンタクトレンズは、通常のコンタクトレンズよりもちょっと値段があがります。それからとても重要な点ですが、遠近両用のソフトコンタクトレンズは乱視の矯正ができませんので要注意です。
乱視の強さや種類などにより、乱視の矯正が不要な場合・必要な場合があるようなので、眼科で相談することをおすすめします。
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遠近両用のコンタクトレンズにする場合のまとめ
- 眼鏡をかけなくてよい・持ち歩かなくてもよい
- 老眼鏡はどうしても見えない時だけなど、使用頻度を少なくできる
- 近視だけのコンタクトレンズよりも価格がちょっと上がる
- 近くも遠くもくっきり見えるわけじゃなく、ほどほどに見える
- ソフトコンタクトレンズは乱視の矯正がきかない
遠近両用の眼鏡にする
眼鏡派の人は違和感がさほどないと思います。今どきの遠近両用メガネは、それが遠近両用のレンズであるかはパッと見わかりません。昔は明らかにレンズの下の方に遠近の境目が見えていたのですが、今はわからないようになっているので、普通の眼鏡と見た目は変わりません。
見え方については単焦点の眼鏡とは違うため、レンズの構造上どうしても不自然に見える領域があります。これは現時点ではどうしようもなく、それを受け入れられるかどうかによります。コンタクトレンズでも見え方に難ありなので、この点についてはどちらを選んでもついてまわる問題と言えそうです。
眼鏡派の人で遠近両用の眼鏡に変えた人は、快適で満足していると言っていました。眼鏡を二つ持つよりは、遠近両用にしたほうが良いかもしれません。それもどのような一日を過ごすかにもよります。遠近ではなく中近両用メガネをしているマダムもいて、彼女も満足しているようでした。中近両用メガネは近くと中距離に焦点を合わせた眼鏡で、家の中で過ごすのには適しています。
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遠近両用の眼鏡にする場合のまとめ
- 近距離と遠距離用のレンズの境目は見えないので、老眼があることを人に気づかれにくい
- 眼鏡はメイクをする時、お風呂に入る時、運動するときに不便を感じることがある
- 近くも遠くもくっきり見えるわけじゃない
- 単焦点のレンズよりは高めの価格
普通のコンタクトレンズ+老眼鏡にする
コンタクトレンズ派の人の場合には、見えないときだけ老眼鏡をかけるという方法があります。私は初めにこの方法を選択しました。
まだそれほど老眼が進行していない間は、見えないということもそれほど多くないためにおすすめです。老眼鏡は安いものだと100円ショップでも買えますが、まだ40代50代の間はいかにも「老眼鏡です」というのは使いたくないですよね。
私は見た目に老眼鏡らしい老眼鏡はまだ抵抗があったので、あまり抵抗なく使えそうな老眼鏡を探しました。「リーディンググラス」で検索すると、おしゃれな老眼鏡がたくさん見つかると思います。アマゾンで見つけたかわいい老眼鏡を紹介します。ずっとかけっぱなしの眼鏡だと無難なものを選びがちですが、使う場面が限定されているので、思い切ってカラフルなフレームを選ぶと楽しいです。
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普通のコンタクトレンズ+老眼鏡にする場合のまとめ
- 常に老眼鏡を持ち歩く必要がある
- 困ったときだけ老眼鏡をかければよいので、安い老眼鏡でも問題ない
- かわいい老眼鏡もある
見えづらくなったらあまり無理しないで
老眼は人により早い遅いはあれど、誰もが避けられないものです。眼科医はなんとか見えるのなら、できるだけ老眼鏡を使うのは遅らせたほうが良いと言っていました。けれど不便に感じるかどうかは自分にしかわからないものだから、いつも眉間にシワを寄せて字を読むようになったり、どうやっても見えない字があって困るときには老眼鏡を使いましょう。
ずっとコンタクトレンズをしていたり、裸眼で過ごしてきた人にとっては、眼鏡を携帯しなければならなくなるのは意外と煩わしいですが、カバンにいつも入れておくようにすれば、煩わしさも減ります。安くてかわいい老眼鏡なら、家に置いておく用、カバンに入れておく用と2本持っていてもよいですね。
老眼鏡を初めて買うときは、一番度数の低いものから始めるのが無難です。私は初め、乱視の入ったソフトコンタクトレンズを使っていましたが、遠近両用のソフトコンタクトレンズに変える予定だったため、乱視矯正が入っていないソフトコンタクトレンズで目を慣らしました。私の乱視はあまり強くなかったので、それが可能でした。乱視の矯正がなコンタクトレンズをして、見えないときには老眼鏡を使いました。それでも不便を感じるようになってから遠近両用ソフトコンタクトレンズにしました。
遠近両用コンタクトレンズを使った感想
遠くも近くもほどほどに見えるということは聞いていましたが、心配していたほど見えにくいとは感じませんでした。老眼鏡がなくても読書が楽になってとても助かりましたが、商品のパッケージに成分や原料などを記載しているような小さな文字は、相変わらず老眼鏡が必要です。
遠くを見る際にはそれほど困りませんが、近くを見るのは限度があります。私は今でも3年前に買った一番度数の低い老眼鏡を使っています。初めは近視だけのコンタクトレンズで使用し、老眼が進んでからは遠近両用コンタクトレンズに変え、見えないときだけ愛用の老眼鏡を利用していますが、遠近両用コンタクトレンズに変えてからは老眼鏡を使う頻度はかなり低いです。遠近両用コンタクトレンズだけでも困ることはめったにありません。
今まで使っていた遠近両用のコンタクトレンズのメーカーが素材を変えたために、目に合わなくなってメーカーを変えたところ、眼科での検査では近くがよりくっきり見えるようになっていました。メーカーによって近くの見えやすさが違うことがわかりましたが、日常生活に於てはその違いはほとんどわからない程度でした。