読み聞かせした後はどうする? 読みっぱなし?

家庭で子どもに読み聞かせをした後、どうすればよいのでしょうか。乳幼児への読み聞かせならあまり悩まないかもしれませんが、小学生ぐらいになってきたときに、読みっぱなしでよいのか、迷うときはありませんか?

私は特に、子どもの言葉の遅れについて気をつけることが多いので、言葉の意味はわかっているか、感想を聞いたほうがいいかなど、どうするのがよいか考えることがあります。今もはっきりとした答えは見つけていませんが、あちこちで聞いたことも合わせて、まとめてみたいと思います。

目次

読みっぱなしにすべき?

絵本を閉じたらハイ終わり。次の瞬間から元の世界に戻ります・・・って、そういうのでもいいのかな? 子どもに絵本の読み聞かせをしている親なら、一度は考えたことがあると思います。

絵本を閉じたらおしまいだと、なんだかもったいない気がしたり、せっかくの機会だからいろいろと子どもに質問したり解説したりしたほうがいいのだろうかと。

けれど絵本を読み終えると、いつも大人がいろいろ質問してきたり、面白くもないことをごちゃごちゃと、長々と話してくると感じたら、子どもは絵本が嫌いになるかもしれませんね。

調べてみると、読みっぱなしOK!とする考え方と、それではもったいないとする考え方とが存在しています。どちらでもよいという考え方も。

わかっているかどうか知りたいときはどうする?

絵本を読み終えた後、「この子は今のお話の内容をわかっているのかしら?」と気になります。その絵本が素晴らしい内容であればあるほど、大人はそう思ってしまいます。

けれども読みっぱなしでOKという立場からは、放っておいてもOKなのですね。

わが子の場合、感動する絵本を読んだ後、子どもがその絵本について述べたとき「ポイントはそこかい!!」と突っ込みたくなることが多々あります。

大人の私の視点とは全然違っていて、絵本のストーリーから受ける印象も異なるのです。まだまだストーリーの全体像を把握する力がなく、言葉よりも視覚的に入ってきた強い印象が優位のようです。これがわが子の特徴です。

そんなとき、「この絵本はね・・・」と言って解説したくなるし、難しい言葉が出てきたなら、教えたくもなります。けれど今のところはその気持ちは抑えて、お勉強にならないように気をつけています。

だからわが家の場合は「わかっているかどうかを知る」ためにいろいろ質問するというのではなく、子どもの発言により「わかっていないことを知る」に留まっています(笑)

今の私の考えは、子どもの理解度を確認して足りないところを一生懸命補ってやるよりも、「本って楽しいな」と思ってもらうことに注力しています。

切実! 足りない読解力を伸ばすには

国際的な学習到達度調査(PISA)2015年の結果で、15歳の読解力が日本は前年の4位から8位に下がったと指摘されています。読解力を上げるために、文科省も力を注いでいるのかもしれませんが、なかなかそう上手くはいかないようですね。そもそもどうやったら読解力があがるのかというと、本を読むことですよね。

読解力は学習の基本

私は読解力はすべての学習における基本中の基本だと思います。読解力が低いと、本を読んでも十分な理解ができません。学習の基本は自学自習であると私は考えているので、絶対に身につけて欲しいところです。

今小学校1年生のわが子はといえば、おそらく平均か平均以下の読解力だと思います。こればかりは絵本の読み聞かせだけでは身につかない気がしています。

やはり自発的に本を読み、そこから何かを得ようという意識がない限り、読解力は身につかないのでしょう。

自発的な読書を促すためにすることは?

「本を読みなさい」と言って、子どもに本を読ませることは自発的な読書とは言えないことは誰にも分かると思います。そうではなく、子どもが何かを知りたい、あるいは何かの思いを持って自分から本を開き読むという行動ができるようになって欲しいのですよね。そのためには親はどんなことをすればよいのでしょうか。

私はそのためにはまず、子どもに本に興味を持ってもらうことだと思います。本に興味を持ってもらうといっても、一過性のものでは困ります。子どもに「本って楽しい」という認識を持ってもらうために、私は子どもが赤ちゃんの頃からずっと絵本を読み聞かせているのだと思います。もちろん理由はそれだけではありません。私が楽しいから、二人で楽しむためというのも大きいです。読み手である大人が楽しくなくちゃ、続かないですから。

たくさんの本を自発的に読んでいくうちに、読解力が身につくという考えは恐らく間違っていないと思います。自分のことで言えば、読書しなかった頃の私は、たしかに読解力が乏しかったけれど、自発的に(目的があって)読書を始めてからは、読解力が伸びてきました。

だからまず、幼少期は「本は楽しいもの」という認識を持たせてあげたらまずは成功といえるのではないでしょうか。

次に小学校へ行くようになってからが、少し高度な働きかけも必要になってくるような気がしています。もうそのころには本好きな子もいて、自分でどんどん本を読んでいく子がいます。けれどもわが子のように、そうではない場合はどうすればよいのでしょうか。

悪循環は早めに抜け出そう

わが子を見ていると読解力が足りないため、自分で読んでもよくわからないから本を読みたくなくなるという悪循環が起きている気がします。私は読解力をつけさせるために、国語の勉強をさせようとは思いませんでした。そんなことをしたら、下手をすれば国語嫌い、本嫌いな子になりかねないと思ったからです。

それになりより「させている」間は本当の力はつかないと思っています。最初は「させる」ことは致し方なくても、徐々に本人の意思で続けられるように仕向けていかなくてはならないでしょう。

それから私が陥りそうになった罠があります。それは「今は難しいだろうから・・・そのうちにできるようになるのを待とう」と悠長に構えすぎてしまうことです。今できずに困っていることがあったら、今なら何ができるかを考えなくてはならないと思いました。そしてその先に、今できないことを克服する意識も必要です。

私が今進めているのは、読み聞かせから(自分で読む)読書への移行と、文章を書くということです。今はまだ黙読は難しいようなので、声を出して読んでもらっています。読むにしても書くにしても、動機付けとタイミングはとても大事だと思いました。

動機付けとタイミング

自分で本を読みたがらない子は、ちょっとやそっとでは読みたがらないのです。だからといって、そのままにしていると時間が経つにつれ、もっともっと読まなくなってきます。少し言ったくらいではなかなかその気になってくれないでしょう。今日できないことをそのままにしていると、半年後、1年後はさせるのがもっと難しくなるのです。だから今日からすこーしでもいいから、何かできることを始めましょう。

動機付けとタイミングを見つけるという点で、絵本の読み聞かせはとても有意義でした。わが家でいつものように、読み聞かせをしていました。ちょうど読んだ絵本は、読むことが苦手な女の子が犬に絵本を読み聞かせるという内容でした。犬だから下手でも笑わないから、女の子はリラックスして読めました。続けるうちに、女の子はとても上手く読めるようになっていたのでした。この絵本のタイトルは『わたしのそばできいていて』です。


わたしのそばできいていて

そんな絵本を読んだ後、いつも読みたがらない子どもに「Yくんもママに読んでくれる?」と聞いてみると、「うん!いいよ!」と喜んで答えてくれました。ちょうどやってみたいと思ったときだったのでしょうね。

要領がつかめないうちは、毎日読ませなきゃと思わなくてもいいと思います。自然に読むように仕向けることができるときには、そうすればよいのかなと思います。できるだけ自分で読むか読まないかを決めてもらうほうがいいようにも思います。

動機付けについては、「書きたい」という気持ちにさせることが大事だと思います。書く課題を与えてしまうと、どうしても「やらされている」感情を抱いてしまいます。たとえばクリスマスが近いなら、サンタさんにお手紙書いてみる?とか、ママにお手紙くれたら嬉しいななどと言ってみると、意外と子どもは乗ってきます。

なぜか私に手紙を書くと言い出したので、書いてもらったことがあるのですが、受け取って大げさなくらいに喜ぶと、しばらくの間、毎日手紙を書いてくれました。そんな風に、自然に毎日の生活の中で書く機会を作ってみるとよいと思います。交換日記もいいと思います。お互いの褒め日記だと、嬉しくなりますよね。

すぐに結果を求めない 継続こそが大事

読解力も文章力も、すぐに身につくものではないだろうから、目に見える成果をすぐに求めてはいけないと思います。これがなかなか難しいのですよね。親の焦りは子どもにすぐに伝わるので注意したいところです。

私の経験ですが、期待をしてしまうと子どもができないのを見ると、イラだってしまいます。このような事態は避けなければなりません(笑) 「期待せずに信じること」。これが大事なのでしょうが、難しいものですね。けれども子どものため、自分の精神衛生上のためにも、ぜひとも身につけたいものです。「期待せずに信じる」ことは、実は夫婦間においても偉大な力を発揮するのですね。イライラが激減します(笑)

信じてコツコツと毎日の小さな積み重ねを行うことが、とても大事な気がします。ともすれば目先の成果に心を奪われそうになりますが、そうではなく自分や子どもを信じて自信を持って淡々と前に進む強い気持ちは必要ですね。それと同時に頻繁に立ち止まり、道を確認するのも親の務めなのかもしれません。方向は間違っていないか、道を間違っていないかなどを確認し、目的からずれていると感じたら、勇気を持って進路変更することも必要だと思います。

同時に子どもの小さな変化や成長も、気がついてあげる余裕も持ちたいです。

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