高齢ママ 仕事をどうするか

高齢ママに限らず、女性は子育ての間も働くか、子育てがある程度落ち着いた後、仕事を再開するかどうかの選択を迫られます。どうするかは人により様々ですが、高齢ママだから直面するであろうと思われる点を中心にまとめてみました。

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産休・育休を取るか退職するか

働く女性が妊娠すると、必ず考えなくてはならないこの問題。今の職を、出産後も子育てをしながら続けるか退職するか。

一般的にどちらを選択すべき?という話は、あまり役立たないと思います。なぜなら職種や家庭の事情、さらにはどんな子育てをしていきたいかにより、選択すべき答えが変わるからです。

これは本当に、本人と配偶者とで考えて結論を出すべき問題でしょうね。難しいですね。でもそのとき最善と思う選択をするしかありません。人生は予定通りにはいかないのです。この時点で未来を思い描いていたとしても、その通りに行くかなんて、全く保証はないのですよね。

だからこそ、「何があってもなんとかなる」と思って決断したいものです。「なんとかなるなんていい加減な」と思うかもしれませんが、ではもしもこうなったら・・・という可能性をすべてあげて、それでも大丈夫だからと言えるでしょうか。そもそも、現実は頭で「こうなったら・・・」と考えているようにならないもの。

「いい加減じゃないけれど、いざとなったらなんとかする」という覚悟みたいなものが必要かもしれませんね。

ケース1 妊娠の前に職を失った

私の実体験なのですが、私は正社員で働いていましたが、一族経営陣からあるときを境に一転敵視されるようになり、挙句に会社を追い出されました。その後その会社は数年で身売りをしました。私が思っていたよりも速い顛末でした。それはさておき、ある日突然会社を辞めることになってしまった私。寝耳に水というやつ。表向きは自主退職にさせられたけれど、正当とは到底思えない理由でありえない待遇を突きつけられて、これが嫌ならどうするかわかってるだろうねということを言われて、翌日退職。

不当解雇と訴えるということもありでしたが、私は彼らと関わる時間が無駄に思えて、前を向くことだけ考えることにしました。それから半年も経たずに妊娠。無職でした。けれども私はずっと働いていたかったので、今までの経験が活かせる仕事を見つけ、パートタイマーとして働きました。時給は相場よりもかなり低かったけれど、贅沢は言えません。妊娠していても雇ってくれたのですから。

私の場合は突如職を失い、その後の妊娠でしたので、妊娠したから仕事をどうするかの決断にはせまられませんでした。それどころか、その場その場の行き当たりバッタリ的な決断しかできませんでした。

臨月に入り、前例なしと言いながらも産休を取らせていただきました。また、子どもが1歳になったらまた出てきて欲しいとも。そして出産後、3ヶ月目で同じパートタイマーという身分で自宅勤務となりました。始めはボチボチと。そのうちに活動範囲も広がってきて、子どもが1歳になったときに、職場復帰しました。パートタイマーのままです。(保育所を見つけるのが大変でした!激戦をなんとかくぐり抜けました。後述します。)

妊娠期 予定通りにはいかない

高齢で妊娠すると、様々なリスクを負うことになります。流産のリスクは若い女性よりも高くなりますし、妊娠高血圧症候群のリスクも高くなります。妊娠するだけで妊婦糖尿病や貧血にもなりやすいのです。また妊娠中は免疫力が低下しているために風邪などのウイルスに感染しやすいので、無理をせず、ゆっくり過ごすことが必要と言われています。

けれども仕事をしていると、休みにくいものです。妊娠がわかる初期の段階から、無理は禁物。高齢出産ともなれば流産のリスクもアップするのですから、仕事を持っていると予期せぬ体調不良などで仕事をセーブするかどうかで、頭を悩ませることがあると思います。

一度決めたことでも、何か不測の事態が起きたときには、またその都度選択に迫られるわけですね。だから「何があってもなんとかなる」という心のゆとりも必要になってくると思います。自分と家族にとって、何が一番大切かをよく話し合って、その時々の最善と思われる道を選べばよいと思います。いいかげんに考えて決めたのではなく、よく考えて決めたのならば、その後どう変わっても意外となんとかなるものです。実際はそのようなフレキシブルな姿勢が、事態をなんとかしているのかもしれませんね。

ケース2 予定外のやむなき退職も

知人ですが、同じく高齢出産。正規職員としてバリバリ働いていましたが、切迫流産のためにやむなく退職された方がいます。無職の状態で高齢出産をしてその後子育てへ突入した場合、0歳児・1歳児で保育園へ預けるとなると、まずは就職先を決めねばならず、かなりハードルが高くなります。また3歳になって幼稚園・保育園へ入れるとなっても、高齢出産であるがゆえに職種によっては再就職が難しいこともあるでしょう。

幼稚園ならパート勤務で仕事を選ばなければなんとかなるとしても、3歳で保育園へ入れるとなると0歳・1歳児のときよりもママは2-3歳年齢が上がっています。しかも地域により、0歳・1歳児よりも3歳児のほうが入園が難しいということもあるそうです。お住まいの地域の保育園事情をよく調べておくことがよさそうです。

職場復帰のハードル

産休が終わり、育休も無事終わったとしても、地域差はありますが保育園入園というハードルが高そうです。高齢ママでなくとも、1年ほど仕事場から離れて家庭に入り、育児と家事に専念していると、職場復帰に対して不安を抱くのはめずらしいことではないと思います。それに加えて保育園探し。待機児童の数が多い地域もありますので、無事保育園に子どもを入園させるまでは、会社に自分の席が用意されていたとしても、本当に元の職場に戻れるかはわかりません。

厳しい保育園入所状況を、少し説明します。必要な情報であれば、もっと詳しく書かれたサイトを見たり、自治体へ問い合わせて情報収集しましょう。それを怠っていると、狭き門をくぐれなくなるかもしれません。

まず親が二人とも仕事をしていて、同居の家族に子どもを見てもらえる祖父母などがいないことが条件です。首都圏などでは待機児童の数が途方もない数で、ただ待っていても入所できる気がしないと思います。

募集人数に対して、応募人数が多いわけですから、保育園が必要と思われる世帯の順に入所者が選定されていきます。選定方法は自治体によって違うようなので、自分が住んでいる自治体に問い合わせて情報を入手する必要があります。

一般的にパートタイマーやアルバイトなどの非正規雇用よりは、正規雇用(正社員)のほうが優先されます。自営業は時間の自由がきくと理解されるので、優先順位は落ちるようです。仕事以外にも、妊娠や求職中でも保育園へ出願可能ですが、期間限定の入所になるので注意しましょう。

ケース3 保育園激戦区での入園体験記

あまり体験記は参考にならないかもしれませんが、これぐらいの意気込みが必要だということの一例として、読んでいただければと思います。

私が子どもを産んだときに住んでいたのは、大阪市でした。私が住んでいた区は保育園の待機児童数が200名以上でした。私は当時、パートタイマーの身で育児休暇中でした。核家族で子どもの祖父母は遠方に住んでいたり、高齢だったために、保育園の入所を希望しました。

ところが待機児童数を見て、自分の優先順位を考えると、職場復帰は夢のまた夢のような気がしました。無常にも職場からはいつ会社勤務が可能なのか、何度も催促が。生後3ヶ月目から自宅勤務をしていたのですが、会社としては早く会社勤務に戻したかったのでしょう。

前例のないパートタイマーの育児休暇と在宅勤務の手前、「保育園が見つからなかったので辞めます」と言いづらかったのが本音です。必死で情報収集して、どうしたら少しでも優先順位が上がるかを考えました。当然ですが、育児をしながら、ボチボチとはいえ家で仕事をしながらというのは、かなりハードです。

とうとう会社との約束の期限が近づきました。来てほしかった入園決定のお知らせはきませんでした。1月生まれだったので、0歳児の2月入所で出願していました。途中入園というのも、さらに困難な条件だったのでしょう。

考えに考えて、仕方なしに無認可の保育園に預けることにしました。自分が腹立たしかったのですが、これも実は1つの策でした。

無認可保育園へ入園した後、自治体に手紙を書きました。内容は1.両親ともに働いていること、2.祖父母や育児の助けが可能な親戚は遠方に住んでいること、3.現在無認可保育園に預けているが、認可保育園へ出願していることを主に書きました。その他、共働きでなければ生活できない事情なども書きました。

それが功を奏したのか、本当のところはわかりませんが、4月からの入所決定の通知が届きました。約2ヶ月無認可保育園へ通園しましたが、希望通り自宅近くの保育園に入園が決まりました。預けていた無認可保育園に対して、月日が経つにつれて不信感が募っていたところだったので、救われました!

当時は子育てと仕事に必死すぎて、よく見えていませんでしたが、今当時を振り返ると私が選んだ無認可保育園は、良くなかったと思います。今考えると子どもの様子が変でしたし、ロタウイルスに感染して入院しました。ひどい下痢だったのに、夕方迎えに行くまで全く連絡なしでした。実際認可保育園に入園できて通うようになってから、通っていた無認可保育園との違いを知ったことで、ようやくその無認可保育園がダメだとわかりました。私自身全く余裕のない育児をしていたのだと気がつきました。

どの無認可保育園も悪いわけではないと思います。けれども入園する保育園選びは本当に難しいです。見学した保育園の見えていない部分をなんとか自分なりに評価し、かつ仕事復帰とのタイミングや保育園の場所なども考慮しなければならないからです。だからこそ、一定の基準に達していることを認められた認可保育園のほうが、まだ安心できるのかなと思います。

私としては、認可保育園に入るためにできるだけのことを、なりふり構わず(?)手紙を書いたりして、一生懸命アピールしたつもりです。たまたま空きができたのかもしれませんが、待機児童200人以上の自治体で保育園に入れたことは、あれだけ必死になったからだと思いたいです。

再就職の時期と社会貢献

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子どもを0歳児クラスへ預けて、産休明けからすぐに働くのでなければ、再就職の時期は自分の気持ちや子どもの成長、家庭の事情などにより決まってくると思います。幼稚園入学とともに自営業やパートタイマーなどで働くのか、子育てが安定してくる時期に就職活動して、保育園の4歳児クラス(年少組)に預けるのか、子どもが小学校入学時期に再就職するのか、様々な道があると思います。

子育て・家事に専念していると、社会から取り残されたように思い、焦りを感じる人がいるかもしれません。本来は専業主婦、子育てというのはとても大事な役割なのですが・・・。それに子育て中や専業主婦でも、社会に貢献する活動はいくらでもあります。地域のボランティア活動などに参加すれば、地域社会に貢献でき、仲間も増え、気持ちが外に向かうようになるので、よい気分転換になると思います。

経済的には夫の収入だけでも生活できるけれど、自分の時間を持て余してしまうという理由から、無理矢理仕事を探すよりは、興味のあるボランティア活動やサークル活動などに参加するのはおすすめです。

ケース4 私の地域活動

私は気ままな(?)自営業をしています。本当は気ままではなく、一人でしているので時間がいくらあっても足りないぐらい忙しいのですが。ただ時間的な自由度は、かなりあります。

多忙な毎日ではありますが、自由度が高いこともあって、気分転換&見識と人脈を広げる意味で、ボランティア活動とサークル活動をしています。

私の住む地域には、日本語を教えるボランティアグループがあります。仕事や結婚などで、海外から私の住む地域に移り住んでいる外国人の方々に、日本語を教える活動です。月に3回活動があります。また、わが子が通う小学校へ、絵本の読み聞かせに行っています。地域に読書ボランティアグループがあり、私は自分の子どもが通う学校のグループに入りました。息子のクラスに行き、絵本を読み聞かせすること自体楽しいですが、教室での子どもの様子を見たり、先生と親しくなれたり、クラスの子ども達や異学年のお母さん達とも知り合えることもプラスになっています。

月に一度、サークル活動「英語絵本の会」をしています。英語や絵本に興味のある人が集まって、英語絵本の読み聞かせ練習や英語や絵本などについての情報交換、そして数ヶ月に一度、公共図書館で英語絵本の読み聞かせ会を行います。このサークルは私が市に提案して、市と図書館の協力の下、作ったサークルです。英語ネイティブの方には、主に発音指導や英語に関する質問の受け答えをしてもらっています。

地域に興味のある活動があれば、積極的に参加するといいと思います。ただでさえ忙しいのに無理だと思うかもしれませんが、できる範囲でいいのです。無理をする必要は全くないのですから。興味のある集まりに参加すると、同じことに興味を持っている人がいるので、お話をすると楽しいと思います。ストレス発散、気分転換になります。

忙しいからといって、家の用事や子どものことばかりしているよりも、結果として作業効率は上がると思います。いつもの生活からちょっと離れると、よいアイデアも浮かびやすいですし、必要な情報も手に入れやすいかと思います。良き相談相手にめぐり合えるかもしれませんしね^^

私の場合は、このような地域活動から得た経験や考えを、どんどん仕事に生かしています。知り合いも増えるので、歳の近い子どもを持っているお母さんと、休日子どもとともに遊びに出かけたりもします。

そして私がもっとも良いと思っていることは、様々な年代の方と知り合えることです。ママ友の世界にどっぷり浸るだけではなく、子どもを立派に育て上げたお母さん達や、(元)学校の先生、(元)公務員、その他学校関係者や様々な業種の方々との交流は、刺激に満ちています。子どものためになる情報も手に入るし、何より悩みや問題を抱えているときに、助けてもらいました。人のつながりって、本当にありがたいと思います。

職業・人生の選択肢

高齢ママは、若いお母さんよりも職業の選択肢が狭まる可能性があります。個人的にはそういういうことをあまり悲観すべきではないと思っています。むしろそれをバネにして、可能性を広げていくような考え方が好きです。

私は元々は会社員で、化粧品の研究開発畑にいました。今私が住んでいる地域には、そのような仕事はありません。関西から引越ししてきたときには、すでに自営業をしていましたので、仕事は変わりませんでした。パソコンとインターネットさえあれば、どこででもできる仕事だったからです。

私がそのような仕事を選んだ理由は、今までのような仕事をできる環境ではなかったことから、何か他の仕事を見つけなければならなかったからです。自分に何ができるかを考えて、できること&興味があることから始めました。時間とともに少しずつ仕事内容が変わってきました。今は自分の適性も知り、良い環境で仕事ができていると思います。

どのようなスタイルで仕事をすることができるのか、したいと思うのか、ゆっくり時間をかけて考えてみてもよいと思います。仕事、年齢、業種などにとらわれてしまうと、選択肢が狭まってしまい、ブルーになるので気をつけたいですね。

どんな暮らしをしたいのか

どんな暮らしをしたいのかを考えるといいかもしれません。自分の時間を持ちたいのか、子どものために何かする時間を持ちたいのか、家族とどんな生活がしたいのかについて考えてみると、自ずと見えてくることがあるかもしれません。

私の場合は周りや世間に振り回される生活は嫌でした。私なりにこうして子どもを育てたいという気持ちもあって、それが実現できる生活を送りたいと思いました。夫婦でじっくりと話しができる暮らしがしたいと思いました。そして私自身のことは、子育ては一生懸命するけれど、自分の人生も大事にしたかった。子育てを理由に、夢をあきらめることはしたくなかった。

そういう思いがあって、私は今の仕事をしています。収入は自分の腕1つにかかっていてストレスは多いけれど、自分ですべて決められる今の仕事が好きです。

なんのために働くか

経済的に自分も働かなくては一家が暮らしていけないのか、それともゆとりのために働くのか、または自分のために働くのか。それにより選ぶ道も変わってくると思います。経済的に苦しい場合は、好きな仕事なんて言ってられません。けれどそうではないのなら、選択肢はかなり広がります。

なんのために働くのかを深く考えてみると、実は収入を得るためではなく、余った時間に何かしたいとか、家庭にいるだけではなく外に出て行きたいからという理由であるなら、もしかすると前述したようなサークル活動やボランティア活動のほうがよいかもしれません。

育児中に新しいスキルを見につける道も

時々聞くかもしれませんが、退職して育児に専念した人の中には、お仕事をせずに家庭にいる間に、何か新しいスキルを身につけて、再就職の選択肢を広げたり採用してもらえるよう、がんばっている人もいます。

そういう志を持つと大変でしょうが、毎日育児や家事に追われる生活の中で、希望となり元気が湧いてくるでしょう。そこまでがんばれるかわからないという人でも、好きなことを続けることで新たな職を手にする人もいます。

趣味が(あるいは好きが)高じて仕事になったという人を何人か知っていますが、私自身もそうです。私はもともと英語が大の苦手でしたが、あるとき英語の本を読む多読というものを始め、それが趣味になりました。今は私の自営業の収入源の1つになっています。他にも裁縫が好きで洋服を作って売るようになった人や、お料理の専門家になった人もいます。

「子育てとはこういうもの、主婦とはこういうもの」という固定観念に縛られず、日々生活しながらゆっくり時間をかけてこれからの人生について、考えるのも楽しいと思います。未来にワクワクしながら生活していると、それだけで気分がアップするので、子育てにもいい影響を与えると思います^-^b

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