高齢ママ 仕事・家事・育児どこまでできる?

高齢ママの子育ては、若いママたちと違って体力の限界を感じざるを得ません。ここのところは素直に認めたいと思います(笑)私は42歳で出産しました。育児だけでも大変なのに、家事に加え仕事をしながらの毎日。夫の仕事が激務で休日に休むことすらままならず、まるで母子家庭のような暮らしで気がついたことや、困ったこと、こうすればよいかもという提案などをまとめてみたいと思います。

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目次

育児 体力持ちますか?

子どもを寝かしつける時間まで、なんとか元気でいられるならよいのですが、体力が続かなくて困っていませんか?

私は困っています(苦笑)。まだ最近はマシなのですが、子どもが3歳ぐらいのときは子どもを寝かしつける前に、自分が倒れこんで寝ているぐらいでした。本当に寝てしまうわけではなかったのですが、このままがんばって起きていたら、本当に倒れてしまう、というよりも、立っていられないくらいの疲労感と眠気に襲われていました。がんばって起きていたら、気絶するようにバタンと倒れてそのまま寝てしまうのではないかと感じました。

そんなとき私は、子どもがおもちゃで遊ぶ横でゴロンと横になり、おもちゃ遊びを見ているフリをしながら居眠りをしていました。少しでも身体を横にして居眠りができると、あと少しの時間ならなんとかがんばれたからです。居眠りの時間は長くても15分ぐらいだったと思います。短いと5分ぐらい。子どもはそんなに長い間、ママを放置してはくれないものですよね。

本当に体力的にきついというのが、私の育児経験で感じたことです。もともと体力がなかったほうなので、同年代の人よりはかなり体力がないほうです。そんな私が体力の限界を感じたときに取る方法、以下にまとめます。3歳の頃の一番心も体もきつかったとき以来、今も身体が辛いときには使っている方法です。

短眠体力回復法

上に書いたとおりなのですが、短時間眠って体力をいくらか回復する方法です。短眠というよりも、細切れに眠るネズミのような感じでもありますが、ネズミと違うのは何度も寝ないということですね(笑)。

とにかく子どもが寝るまでは、なんとしても起きていなくてはなりませんから、体力を少しでも回復するためにちょっとだけ眠るのです。

たっぷり寝たい気持ちはありますが、子どもを放ってはおけないので必ず起きるためにタイマーセット。全然時間がないときには5分。子どもが大丈夫なときは15分か20分。子どもには「ママちょっと横になるけど、遊んでてくれる?」と聞いてから。うちの子どもは3歳ぐらいから、私が起きてくるまで危ないこともせずにプラレールなどで遊んでいてくれました。時計がある程度わかるようになってからは、「時計の針が上にきたよ」などと言って起こしにきてくれました。

言葉があまりまだ理解できない、長く待てない場合は、子どもの横に寝そべって数分から5分程度うたた寝する程度になります。それでも横になってうとうとするだけで、極限の状態からは解放されます。

仕事と育児・家事のバランス

 

身体の疲れはだましだまし、何とか乗り切ったとして、家事と育児と仕事のバランスについて、いくらか悩んだりしたことはありませんか?人それぞれの事情もあると思うので、いくつか私が見聞きしたケースも紹介したいと思います。

フルタイムで働く場合

朝から夕方もしくは夜まで働く場合には、子どもを誰かに預かってもらわなくてはなりません。同居か近くに祖父母がいて、面倒をみてくれる環境にある人はまだいいのですが、いない場合は保育園、小学校へ上がると学童へ入れなくてはなりません。

フルタイムの場合、仕事が終わってからの時間の使い方が考えどころだと思います。子どもの世話、食事の支度、後片付けなどに追われます。子どもを何時に寝かせるのか、それまでに終わらせるべきことは何か、優先順位をつけなくてはやり切れません。

また、限られた時間の中でどんなお料理を作るのか、どこまで掃除をするのかなども、悩みどころかもしれません。お料理は簡単に済まそうと思えば出来ますが、美味しいお料理、栄養のある食事を子どもに食べさせたいものですよね。それと時間との兼ね合い。掃除も同じです。快適に、健康的に暮らすためには、最低限どうあるべきなのかについて考えるでしょう。もっとざっくばらんに言えば、どこまで手を抜くのが許せるのか、許されるのか。その基準を持っておくと、時間がないときやあるときに、臨機応変に対応できそうです。

家事と育児 どこまでする?

昔、共働きの同僚がいて、家の掃除は朝の出勤前に夫婦で一気にすると話してしました。とてもいい案だと思いますが、協力的な夫、または仕事のリズムが似ている(出勤時間がそれほど違わない)夫婦間でなければ、難しいかもしれません。その他に洗濯だけは朝済ましてくるという同僚の主婦がいました。反対に、夜に洗濯する人もいます。夜の洗濯、私は悪くないと思います。集合住宅ではなく、一戸建てに住んでいるならおすすめです。騒音を気にしなくてもよいし、お風呂の残り湯を使えます。さらにオール電化の家なら、料金の安い夜間あるいは深夜電力を使って洗濯できます。

お料理については、私は手を抜きすぎないほうがよいと考えています。私は出産するまでは料理が嫌いだったので、簡単に調理できる食材やレトルトの食品をつい多用しがちでした。けれども栄養面で心配になることも。子どもが生まれた後は、とても気になりはじめ、今ではインスタントやレトルト食品は使わなくなりました。高齢ママが気になるお肌のことも考えると、なおさらです!その分、日々のお料理に関して、時短の工夫が必要になってきます。

雑誌などの情報では、できる主婦は野菜をカットして保存したり、ゆがいて冷凍したり、小分けしてみたりといろいろテクニックがあるみたいですね。私はそこまでマメではないのでしていませんが、野菜をできるだけ長持ちさせる保存をしたり、日持ちのする副菜を何日分か一度に作ったり、買い物を週に1回にしたり(だから野菜の保存法は大事)しています。

その他、便利で収納に困らないような料理器具を何種類か愛用しています。たとえばスライサーやミルミキサーや圧力鍋などです。すべて「時短」になる便利な道具です。一方で物が多くなると片付けや掃除が大変なので、物を増やさないよう意識もしています。

フルタイム以外で働く場合

専業主婦やパートやアルバイトなどの場合、家庭のために使える時間は多くなります。けれどもだからといって楽なわけではありませんよね。終わりのない家事と育児に対して、フルタイム勤務よりはいくらか時間が取れるだけの話です。その分丁寧にできる部分は確かにありますが、家事と育児はいくらやってもやっても終わりのない仕事。のんびりやっている暇はありません。

結局、こだわりのある事柄以外については、時短を考えなくてはなりません。忙しさには変わりないけれど、フルタイムよりは家庭や子どもにより多くの時間が割けるということですね。

仕事で忙しい夫の育児は?

dad-and-son

仕事と家のことと育児をしていくためには、周りの協力と理解は必須です。なかでも夫の役割は大きいと思います。最近はイクメンなどという言葉もあり、育児に積極的に関わろうとするお父さんが、以前に比べて多くなっているようです。けれども相変らず仕事ばかりで、休日もないようなお父さんもいます。わが家のお父さんは、日曜や祝日すら当たり前に休めず(本来は会社が休日なのに)、代休も取れません。まるで母子家庭のような家庭も少なくはないと思います。わが家はひと悶着あったものの、激務は変わらずですが落ち着いた日常を送れています。その様子も紹介していきます。

なぜ仕事は男中心なの?

お父さんが土曜も日曜も祝日も仕事へ出かけていく・・・。子どもの世話と家事と仕事に追われたお母さん、疲労ばかりか不満も溜まっていくばかり。本当にこの国のお父さんたちは、人生のどれほどを仕事にかけなければならないのでしょうか。

否定しているわけではありません。私もワーカホリックかと思うほど仕事が好きなので、人生の中で仕事の割合が大きいことは悪くない、幸せなことだとは思います。けれども私の不満は、小さな子どもがいる家庭の男性でも、容赦なく深夜までの残業や、休日出勤があてられることです。

子育て世帯でお父さんがいつもいない家庭、どうなると思います?と、政府や会社に聞いてみたいです。そして当然、しわ寄せはお母さんにきます。お母さんも会社勤めの場合、小さい子どもがいたら時短勤務や介護休暇など、ある程度融通を利かせてもらえますよね。けれど自営業はそうもいかない。私のように完全に一人でしている自営業は、きついけれども自分さえあきらめたらどうにでもなります。そう、ネガティブな言い方をすると「あきらめ」なければどうにもなりません。

「都合をつけるのは、あきらめるのはいつも私」という負の感情が、確かに私の心の中ありました。その当時は子どもが寝てから遅い時間に帰宅する夫に、不満ばかりこぼしていました。ついには仕事を変わったら?とも。夫は業種を変えない限り、どこへ行っても同じと言うので、じゃあ業種を変えてよ!と言い返しました。

どうなったと思います?このご時世、未経験の仕事で、家族の大黒柱になる夫がそれなりのお金を稼げる職を見つけるのは至難の業でした。実は私は今でも、もっと真剣に職探しをすればあったかもしれないと思っています。けれど夫がそこまで攻めた就活をしなかったこと、家庭の事情により仕事を探す地域を限定しなければならなかったことから、転職までにはいたりませんでした。

それに考えてみたら、私は夫に生き生き仕事をして欲しい、やりがいを持って仕事をして欲しいと願っています。そのすべてが適う仕事というと、「地域限定」という足かせがある限りはある程度の妥協も必要なのかなと思い至りました。

夫のことでイライラしない あきらめも大事かな

それからは夫に対し、遅くまで家族のために働いてくれていることに感謝するようになりました。忙しいときは何ヶ月も休みが一日もないときもあります。朝6時前に出勤して、12時過ぎに帰宅ということも多々あります。夜勤があって、そのまま休みなしに通常の勤務に入り、帰宅が10時過ぎとかザラにあります。今はただ、夫の健康だけが心配です。

子どもは週末になると、お父さんと遊ぶのを楽しみにしていますが、休めるかどうかが直前になるまでわからないようなことがよくあり、休みの計画も立てにくいです。休みだったのに、その日に急に仕事が入るときもあります。子どもはとてもさびしいと思いますが、ダダをこねたりせずにいるのを見ても、胸が傷みます。

こんな状態に腹を立てようと思えば、いくらでも・・・だと思うのですが、休日は夫に家にいてもらうことと、子どもが寝るまでに帰宅してもらうことをあきらめたら、私の気持ちはかなり楽になりました。何も問題は解決していないのですが、私の精神状態が安定していると、子どもも我慢できるのだと思います。

今私が考えなくてはならないことは、夫の体調不良に敏感に気づくことと、勤務体制があまりにひどいときには夫に身体を休めるよう声をかけることです。そして夫の不在中は、子どもと楽しい時間を過ごし、ときどきはお父さんのことを話題に出して、「パパ早く帰ってきて欲しいね。」などと言って、お母さんもお父さんがいなくて寂しいのよという気持ちを分かってもらうことかなと思っています。決してお父さんの悪口は言わないことですね。パパがいないことへの不満を子どもが口にしたら、「お父さんは家族が安心して暮らせるように、たくさん働いてお金を稼いでくれているのよ」と話しています。

相互理解が大切 まずは夫婦関係ありきかな・・・

私が夫に愚痴を言わないわけは、もう1つあります。それは夫のたまにしかないお休みの日、遅くまで寝たりせずにちゃんと起きて、その日1日は子どもの面倒をみてくれるからです。私が掃除や洗濯をする間に、子どもの勉強や遊び相手をしてくれるだけで、本当に助かります。本当なら長時間勤務と休日なしで、クタクタなはず。ずっと寝ていたいだろうに、子どもと正面から向き合ってくれる姿を見て、私も夫の仕事に対する考えを尊重できるようになりました。

子どもが2-3歳のときは、私が風邪やめまいでダウンしても、ほったらかしで仕事に行くことがある人でした。そのときは夫が鬼に見えました^^; けれどもだんだんと私のフォローを、忙しい合間を縫ってしてくれるようになりました。何度かめまい発作で救急車で運ばれることが続き、その後はめまいが起きるとできるだけ早く一時帰宅してくれて、私をかかりつけ医につれていき、子どもの送り迎えや仕事が終わるまでのことを考えて段取りを決めてくれます。

もしかしたら、夫も「いくらでも働ける環境にある」と思わずに、「いつどうなるかわからない」「時間には限りがある」という意識で仕事に向かうようになったことで、新境地を開けたのでは?とすら感じます。私よりも11歳も年下の夫ですが、とても頼りになる存在です。

静かに語りかけを

あきらめるとか、相互理解とか書きましたが、単にあきらめたり理解しようとしてもうまく行かないと思います。ここで言う「あきらめ」は相手を突き放すことではなく、「認める」心境に近いかもしれません。相互理解は黙っていてもできるものではありません。地味~に、何度も何度も同じことを静かに話し合いました。「静かに」というのはとても大事です。熱っぽくならないこと、感情を荒立てないことが肝心だと思います。実際に私が夫に話した内容で、覚えていることを書き出してみます。

「このままお父さん不在の生活が続いたら、子どもは私の影響を強く受けて育つと思う。それで大きくなったらどう?何か寂しくない?」

「あなたはいったい何のために働いているの?お金も大事かもしれないけど、人生なんてあっという間に終わるよ。気がつくと子どもはもう、家にいないんだよ。後で後悔しないよう、よく考えてみてね。」

「子どもって毎日成長してるよ。すっごく憎たらしいときもあれば、すっごくかわいいときもある。あなたは家にいなくて、一生に一度しかない子どものいろんな瞬間を見逃しているんだよ。もう二度とないんだよ。そういうことも考えて、仕事をしてね。」

今見返すと、真剣に聞いてくれたとしたらかなり堪えているのではないかと思います。こちらが静かに話すと、カッとなりやすい夫も、静かに聞いてくれました。ポイントは、こちらがそういうことを話した後で、返事を求めないことです。それよりも、その言葉を自分の中でよくよく考えて欲しいという気持ちでした。そういうことが功を奏してか、今は穏やかに暮らせていますし、時間は少ないものの、密度の濃い父と子の時間を過ごせているようです。

仕事も家事も育児も、ニコニコこなせるかっこいいママになりたい!

大部分が夫のことになってしまいましたが、それだけ小さな子を持つ女性が仕事を続けようと思うと、家族の協力が不可欠だということです。高齢ママで体力的に厳しいけれど、いつもニコニコ穏やかなママでいたいし、生き生き仕事や家事育児をしていたいから、夫と良い関係でいることは必須だと思います。自分を受け入れて欲しければ、自分を認めて欲しければ、自分から先に相手を受け入れ、認めることですね。自分だけの要求なんて、通りっこないのですから。自分だけが満たされるのは、本当の幸福ではないのと同じですね。

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