高齢で出産したことによる心配事

40歳を過ぎて、子どもが産めたことはとても幸せなことでした。けれどもその反面、若い頃には感じなかったであろう心配事がありました。

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目次

子どものこと

心配事は子どものこと、自分自身のこと、両方ありました。まずは子どものことから。

子どもの身体に障害はないか

出生前診断は受けないと決めて、出産しました。検査結果がどうであれ、すべてを受け入れて産むつもりにするのであれば、受ける必要がないと思ったからでした。

覚悟はしたつもりでも、実際生まれてから子どもになんらかの障害があるかを心配することは別でした。障害はないほうがいい。あっても私達親は、何も変わらずに子どもを愛し育てるけれど、子どもの人生を考えたときに、やはり心配になるのが親。

新生児黄疸もなく、先天性代謝異常検査も異常なしでした。ほっと一安心したのを覚えています。やはり高齢出産だったことは、そういうことを人一倍気にする原因になっていたのは事実でした。

1ヶ月健診では「順調ですね」といわれ、無事終わりました。9ヶ月健診のときだったように思うのですが、小児科の先生から子どもの身長について、今後伸び具合に気をつけてあげてくださいと言われました。先生は恐らく大丈夫と前置きをしつつ、体重は順調に伸びているけれど、身長の伸びが止まっていないか気をつけて見てくださいねと。

もちろん、今小柄ではありますが身長は伸びています。気にしていた時期だったので少し動揺してしまいました(笑)

子どもの発育に障害はないか

おかげさまで元気に生まれてくれて、順調に育っていったのですが、それでも心は晴れ晴れというわけではありませんでした。とはいえ、そんなに暗い感情を抱いていたわけではありません^^ 「何かちょっと、ひっかかる、ちょっと気になる」という度合いが、他のお母さん達に比べてちょっと大きかったかな?ぐらいです。

妊娠がわかったときに、病院で医師に高齢出産のリスクを淡々と告げられて恐怖を感じ、それ以降の妊娠生活が割合順調だったため、「いや、実はこれから何かあるんじゃないか」と懐疑心を抱いていたのだと思います。

新生児の検査で何も異常がないと、次は子どもの発育過程でどこかに異常がないかに目が行きました。目がちゃんと見えているか、耳は聞こえているかということや、精神の発育は健全かなど。

1歳6ヶ月健診で、発達相談を受けるように指導されました。健診を受ける以前から、育てにくさは感じていましたが、それは自分が育児に慣れていないからだと思うようにしていました。けれど無常にも、別室へ行って相談を受けてくださいといわれたときに、不安的中><;という気持ちと、育児の大変さは自分のせいではなかったのかもしれないと思うと、妙に救われた気にもなったりと、母親の心は複雑ですね。

私が心配していたのは発達障害、自閉症の類でした。この話は長くなるのでまた別記事で書く事にしますが、2歳で大阪から九州へ引越しするまで、定期的に臨床心理士との面談をしていました。引越し先では同じサービスを受けられなかったのでそういう面談は無くなったのですが、3歳健診のときに再び発達相談を受けるよう指導されました。言葉の遅れが目立つとのことでした。別記事で現在進行形のこのトピックについて書きたいと思います。

自分(母親)のこと

高齢出産した私自身のことでも、心配事はありました。

産後の回復が遅い

出産は自然分娩の予定でしたが、緊急帝王切開になりました。高齢出産ではよくあるケースなのでしょうか。私は破水した後、丸一日経っても陣痛がなかったので陣痛促進剤を点滴。自然分娩に備えたのですが、途中で子宮口が開かなくなり、帝王切開になりました。

お腹を切ったので、産後のお腹の痛みには悩まされました。特に私は痛みには弱いほうで、出産当日はモルヒネで痛みを和らげてもらいました。痛み止めは産後1ヶ月飲み続けました。退院後もしばらくは歩くのが大変でした。大阪市内のビジネス街に住んでいて、車は不要な生活。でもこれが逆に不便。そこそこの距離を歩かねばスーパーまで行けません。それならいっそ、遠くても車で行けるほうが楽だったかも。

産後1ヶ月は安静にとのことでしたが、お互いの親には遠方だったり高齢だったりして応援を頼めず、夫婦でなんとかするしかありませんでした。夫は当時、友人と会社経営していたので時間の融通が利き、1ヶ月はかなり夫に助けてもらいました。けれども夫は仕事があるし、産後1ヶ月は安静にと言われても赤ちゃんの世話以外は寝ているわけにもいかず、家事はある程度しなくてはなりませんでした。もうそんなに若くない身体(笑)結構つらかった><;

もっと早く回復して、普段どおりに動けるようになりたい!と思う毎日でした。

二人目は生むなら早いほうがいい

42歳で初産。一人っ子よりは兄弟がいたらいいなと思っていましたので、産むなら早いほうがいいと思っていました。けれども調べると40歳以上の自然妊娠の確率の低さに愕然として、やはり一人目の子は奇跡に近かったのかもしれないと感じました。

幸い、翌年にまた妊娠することができました。妊娠では?と思い、家で妊娠検査薬で陽性になっているのを確認した後、産婦人科へ行きました。確かに着床をしていることを確認し、まだ2ヶ月なので胎児は見えないとのことでした。それから2週間ほどで流産。とても悲しかったです。高齢で妊娠するということは、流産の高リスクを負うということを実感しました。

余談ですが、流産が確認された前日のことです。子どもと遊んでいるときに、子どもが私の足の指に着地。そのときに激痛が走りました。骨がどうにかなっているんじゃないかと思ったのですが、様子見で明日になってから病院へ行くか考えようと思いました。

翌朝、異常なほど足の指が腫れあがり、ただ事ではないので病院へ行こうと思ったのですが、同時に気になる腹痛もありました。妊娠しているし、整形外科へ行ってもレントゲン撮れないのでは仕方がないと思い、足を引きずりながらまずは産婦人科へ。そこで流産の事実を告げられ、大ショック。足の指のことを話すと、すぐに整形外科を受診するように言われました。「もうレントゲン撮ってもいいからね」と言われたときに、「あ~事実なんだな」と改めてショックを受けました。

整形外科での診断は「骨折」。詳しく言うと、骨にひびが入っていました。ポキッと折れてはいなかったようです。

高齢、それも40代で育児をしながら、なおかつ妊娠するということは、本当に過酷だと思います。子どもも1歳を過ぎて、動きが活発になってくるし、出産して多少骨がもろくなっているお母さん。子どもと遊んでいるときに、今回のような怪我もあり得ることです。高齢だからといって、考えすぎることもないと思いますが、あまり自分に厳しくしすぎないよう、自分の身体に無理がないよう気を使うことも必要だと思いました。

体力的に限界

fatigue

子どもが赤ちゃんのときはまだよかったのです。それにうちの子どもは男の子のわりに、おとなしいほうでしたので、体力的には余裕かなと始めは思っていました。けれどもいくらおとなしめの男の子とはいえ、5歳6歳になってくると、それなりに行動範囲が広がってきます。

一緒に外遊び 体力消耗

小さいころは私に似て虫嫌いだったのに、いつのまにか虫が好きになっていて、夏になると休日ごとに虫取りにつれて行きます。夫は仕事が忙しく、土日も当たり前のように働いています。建設業ってどこもそうらしいですね。

小学1年生の夏休みは、数日しかパパと過ごすことができませんでした。私は家で仕事をしているので、昼間は児童クラブへ行かせているのですが、休日はべったりと朝から晩まで。朝は家の掃除などを急いで済ませ、その間に子どもには宿題や勉強をしてもらう。そしてお昼ご飯を作って食べる。お昼からは外で虫取りや自転車などに付き合います。

夫が一緒にいればかなり楽なのですが、私一人で相手をするのはかなり過酷です。こんなとき「もっと若かったら・・・」と思います(笑)。一通り遊んで、満足して家に帰っても、休む暇はありません。夕食の準備や洗濯物の片付けなどがあります。それだけならまだいいのですが、子どもに「手を洗った?」「片付けて」などなど、言うだけでもかなりエネルギーを使いますね。1回言っただけではしてくれませんので(苦笑)

疲れがイライラを引き起こす そのときは

自分から「お手伝いする~^-^」と言ってくれるのはうれしいのですが、まだ危なっかしいので、手伝ってくれるとなるとそのための準備や見守りなどなど、余計にエネルギーと神経を使います。

当然人間ですから、疲れるとイライラしやすくなります。イライラして、怒りを子どもにぶつけてしまうことも多々あります。そんなときはいくら疲れていたとはいえ、ひどい自己嫌悪に陥ります(笑)

身体が疲れてどうしようもないときには無理をせず、子どもに「ママ、ちょっと疲れたから少しだけ横になっていい?」と言ってから、15分ぐらい休憩させてもらいます。どうしても時間がないときには5分ぐらいですが、静かな部屋で横になると、5分でも随分違います。疲れてイライラしそうになったら、ちょっと横になるのはいい気分転換にもなります。

40代後半から出始める身体の不調

そして加齢とともに、まさかと思うほど、身体のあちこちに異常が出始めます><;たとえばこんな感じ・・・私の場合です。

驚愕したイビキの正体

夫が教えてくれて発覚したことです。私が寝ているとき、よく息が止まっているというのです。それに大きないびきをかいているそうです。私は寝ていて記憶がないのですが、夫がやけにしつこく言うので、病院へ行きました。検査結果を知らされて驚愕。「重度の無呼吸症候群」と診断されました。保険が利くから、CPAPによる治療をおすすめしますといわれました。

検査データを見てさらにびっくり!一晩に何百回も呼吸が止まり、一番長いのは1分30秒も息が止まっていた!心臓にも負担がかかるし、寝ている間は全力疾走しているのと同じで、起きたときにもかなり疲労しているはずといわれました。早く治療をといわれたのですが、その後すぐ、大阪から九州へお引越し。しばらく放置していました。

無呼吸症候群のその後ですが、数年経ち、病院を探して受診しました。今度は検査入院しましたが、結果は軽くなっていて、治療の必要性はないとのこと。考えてみると、私は肥満でもないし、重度の無呼吸症候群ですというと、首を傾げられたのでした。思い当たることは、呼吸がよくとまっていた当時、子どもが頻繁に風邪を引いていました。すると私も必ず風邪をもらいました。その時期、もともと大きめだった私の扁桃腺は、巨大になっていたのでした。

今は風邪を引くこともめったになくなりました。巨大だった扁桃腺も、ひとまず落ち着きました。今は疲れているときには息が止まり、苦しくて起きることがあります。でも基本、横を向いて寝たら大丈夫なので、特に治療はしていません。

回り続けることがこんなに苦しいとは

子どもが2歳をすぎた頃から、めまい発作にたびたび教われるようになりました。はっきりした原因は不明です。おそらく・・・とかかりつけ医が言うことには、身体の水分のめぐりが悪く、それが原因で内耳でめまいを起こす何かが起こっているのではないかと。

はじめのうちは、めまいが出る兆候もわからず、ただ怯えていました。めまいが起きるとグルグル回るので立てない、動けない。話すことも難しくなります。激しい嘔吐が止まりません。何時間も吐き続けると吐くものがなくなるのは当然、体力もかなり消耗します。もう絶対にめまいは嫌!です。めまいで4-5回病院へ担ぎ込まれました。そのうち救急車利用が2回です。

今になって思い返してみると、私は子どものころから目の回る乗り物に弱かったです。耳の平衡感覚機能がもともと弱かったのかもしれません。

40歳も後半にさしかかると、身体の弱い部分の不調が出てくるので注意したほうがよいと思います。若い頃は無理しても少し休めば回復していたけれど、歳を取ってくると疲労が蓄積されます。そして弱い部分が不調となって現れます。十分注意したいです。今まで元気だったからと、これぐらい平気と自分の健康を過信しないことです。お母さんの体調不良は即、家族の日常生活に響きますから。

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