ほめる育児が上手くなるために、読んでおくべき5冊の本

私は42歳で初産。高齢ママとして、ただいま育児奮闘中です。高齢出産・育児のテーマでブログを書いてきましたが、今回はママの年齢は関係なく、ほめる育児のコツがわかるとっておきの5冊を紹介します。

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目次

ほめる育児がわかる本

ついイライラして、子どもに怒ってしまう、怒鳴ってしまう、叩いてしまうという悩みを抱えている親(お母さんに限らずお父さんも)は多いはずです。私も毎日の育児の中で、怒りの感情を抑えることの大変さを知っています。

こんな記事を書いている私だって、もちろんイライラします。イライラしたら怒りたくなるし、つい怒鳴ってしまう。気がついたら手が出てたということも、数回ありました。しかし怒ったり叱ったり叩いたりするよりも、上手くほめて子どもの心を動かすほうが効果的です。

そんなのは理想?いいえ。そんなことはありません。現に私は確かに過去、数回子どもに手をあげたことはありますが、今小2になった子どもに聞いてみると、叩かれた記憶はないそうです。そう、それぐらい叩かないでもやっていけてるのです。

いつからほめる育児を始めたのだろう?と考えると、出産を終えて自宅での育児が始まってすぐに、自宅訪問してくれていた助産師さんに育児相談したところ、すすめてくれた本が始まりだったと思います。

当時は育児が始まってすぐのことだったので、さすがに赤ちゃんを叩いてしまうという衝動はありませんでした。けれど子どもの成長につれ・・・育児経験者なら、察していただけますよね。

1冊の本に出会ったからといって、即実践できるわけではありませんでした。何年もの間に、偶然(あるいは必然?)にめぐりあった本たちに助けられ、徐々に実践できるようになりました。以下、紹介します。

しつけとは何かについて考えさせてくれる


『しつけと体罰』

これは訪問してくれていた助産師さんに、出産後初めてすすめられた本です。

「いずれ必要になるから、今のうちに読んでおくのがいいわ」ということで、おすすめされました。そして本当にこの本を読んでいたおかげで、救われました。

タイトル・表紙ともに、硬そうな雰囲気が漂いますが、コレ、読んでよかったです!

体罰=子どもに恐怖心を与えること」と定義し、体罰を使って子どもをしつけようとするとどうなるかが、とてもわかりやすく説明されています。少し内容を紹介します。

子どもは体罰による恐怖から逃れるために問題行動をやめるだけであり、それは自分以外の者(他者)からのコントロールによるものなのです。

しつけとは何かにも触れており、それは子どもに挨拶や礼儀を教えるものではなく、子どもが自立できるようガイドすることと断言しています。

自立の意味を調べてみたところ、コトバンクには「他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。」とありました。

誰かや何かに従属・支配されるのではなく、自分自身が独立して存在できるようにするということですね。子どもが自分の判断で、自分の行動を決めることができるようになるまで育て上げるのが、子育てであり、しつけなのですね。

こんなこと普段はあまり深く考えないので、この本を読んだことはとても良い経験でした。子どもがまだ赤ちゃんのときに読んだのですが、今でも子どもの恐怖心を利用して親の言うことを聞かせていないかということを、日々自己チェックしています。

子育てに疲れた人に、癒し効果抜群!


『子育てハッピーアドバイス』

これも、出産後しばらく自宅に訪問してくれていた助産師さんに教えてもらいました。

ベストセラーの本なので、ご存知の方が多いかもしれません。著者は精神科医の明橋大二氏。スクールカウンセラーもされているそうです。

この本はイラストも豊富で文章もとてもわかりやすいです。最大の特徴というか魅力は、読んでいるお母さん方のほどんとが癒し効果を実感すること。そして毎日育児に奮闘している自分を褒めたくなる。子どもに生まれてきてくれてありがとうという感謝の気持ちでいっぱいになる。感謝の気持ちで涙して、イライラが吹っ飛んでしまうような本です。

行間も広くて、短時間でも一気に読めてしまうのも子育て中の身にはありがたいです。シリーズで3巻まで出ているほか、次に紹介する同シリーズの本が多数出版されているので、ぜひお好みのタイトルを探してみてください。

これからは怒らずにほめて育てたいなら


『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方』

ガミガミ怒っていても、本心はできるなら怒らずにほめて子どもを育てたいと思う親は多いはず。でも毎日子育てでクタクタ。疲れるとイライラしやすくなっちゃいます。

でも案外、イライラはちょっとの工夫でかなり解消されるのも事実。イライラしたり、怒ったり怒鳴ったりすると、余計体力を消耗して悪循環。

この本から、ちょっとヒントをもらってみるのもいいですね。一つ前に紹介した『子育てハッピーアドバイス』と同じ著者で、癒し効果は同じですので、こちらも読むべき1冊。

子育てハッピーアドバイスのシリーズは本当にたくさんあって、お父さんに向けて書かれた本もありますので、お父さんも読んでみてはいかがでしょう。または奥さんから旦那さんへおすすめの1冊としてプレゼントしてもよいですね!

ほめる本当の効果がわかる


『繁盛店の「ほめる」仕組み』

これは子育て本ではなく、ビジネス書のジャンルに入っている本ですが、おすすめです。実はこの本に書かれている「ほめる」本当の意味と効果がわかります。ほめることって、ビジネスにおける人材育成に限られた話ではなく、家庭でも大いに役立つことなのです。

本当の意味でほめるということは、うわべだけの言葉やお世辞とは違います。ほめる以上、アフターフォローも必要であることがこの本を読めばわかります。

「えー面倒だなー」と思うかもしれませんが、面倒なアフターフォローをしてでも得られる効果が絶大なので、一度知ってしまうとやめられなくなるのです。

読むと「もっと早く知りたかった!」と後悔すること請け合いです。

命という視点で子育てを考える


『お母さんは命がけであなたを産みました』

これは「ほめる」というテーマで書かれた本ではなく、命の尊さについて深く考えさせられる本です。

子育てで陥りがちな思考は、子どもを自分と一体の存在として接してしまうこと。子どもがいくら幼くても、自分とは別の人間であるという意識が薄らぐという感じになるときがありませんか。特に母親はそういう傾向があるかもしれません。

そういう意識で子どもと接していると、イライラすることが多くなります。当然の成り行きですね。

この本のメインターゲットは、思春期の子ども。けれども思春期の子どもよりも大人に人気があります。なぜかというと、今お母さんがいるいないに関わらず、すべての人はお母さんから生まれてきたから。

今育児中の親は、自分のお母さんについて考えるのです。親になった今、命をかけて自分を産んでくれた行為について考えてみると、気付きがたくさんあるのです。この本を読んだ私はもちろん、アマゾンのレビューを見ていてもそう感じました。

その気付きは人によって違うと思います。だからこそ、その気付きは読者の役に立ちます。

読後、子どもを見る目が、親である自分の意識が変わっているのに気がつくでしょう。

無駄な育児ストレスは解放して笑顔になろう

いかがでしたか?私はこれ以外にもいろいろな育児本などを読んできましたが、特に心に残り、育児に役に立った5冊を紹介しました。

しつけとは、育児とは何かという、根本にある部分について考えさせられる本ばかりです。これらの本から学び、育児に役立てることでイライラが減り、子どものストレスも減ることでしょう。

子どもの心を安定させる、もっとも簡単なことは何かご存知ですか?それはお父さん、お母さんの笑顔です。無駄なイライラ・ストレスを早く手放して、笑顔で育児がしたいですね。

特に気になった本から手にとって、ほめる育児を始めましょう。

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コメント

  1. 光畑眞哲士 より:

    今回の内容も実に素晴らしい内容で感動します。育児・褒める・しつけ どれもこれも
    とても大事です。青少年の健全育成や、子ども会、レクリエーション活動、そして最近は読書、とりわけ子ども読書活動に関わってきた者としては、このような文章を読むと嬉しい限りです。きっと、多くの読者がいて共感されるのではないでしょうか。私の娘は先月3人目を出産。その娘の祖母には8人目のひ孫となります。命は引き継がれているのですね。このブログを是非娘に紹介しようと思っています。

    • waremoko より:

      光畑さん、コメントありがとうございます。
      育児は大変ですね。自分が育児をするようになって初めて、その大変さがわかりました。それだけに、子育て中のお父さん、お母さんへ、周りからの温かい声かけも大事なんですね。
      私のブログも、何らかの形で子育て中の方々のお役に立てればと思います。娘さんへブログ紹介をしてくださるとのこと。ありがとうございます。